割とそこそこの製作費をかけたが、米国でも、日本でもこけた作品。
テレビCMがなんとなく印象に残っていたので、
流し見程度に視聴。
するつもりが、字幕だとやっぱり目で追っちゃうよね。
ストーリーとしては、
幼少期から指揮官になるための養成スクールに通う主人公(エンダー)たちが、ゲーム感覚で宇宙人と戦争しちゃうよ!
みたいな感じ。
軽く書いたけど、実際は、子供が戦争の責任者になることの本人や周囲の葛藤なども描かれている。
テーマが全体的に暗い上に、
主人公が本当に幼くて(中学生ぐらいかな?)、
しかもひょろひょろしているせいか、
序盤から終盤まで、軽い悲壮感が漂つづけているよう。
爽快感はない。
ただ、少しだけ気に入ったシーンがあって、
エンダーがある事故をきっかけに訓練施設から一時離脱した時に、
エンダーとその姉が、以下のような会話をした。
エンダー 「誰かを真に理解すると、」
エンダー 「情愛がわくものだ。」
エンダー 「その瞬間、」
姉 「打ち負かす」
エンダー 「破壊する」
エンダー 「もう攻めてこないように」
相手を理解することで、攻撃を予測し、
それに対応した方法で勝利を収められるのが、エンダーの天才的素質。
相手を理解するということは、同時に相手を愛することにもなる。
その愛を感じた相手を破壊しなければならないという、
苦しい胸の内を吐露するシーン。
他人を完全に理解することなんて不可能だけど、
その人の心の内側を垣間見ると、愛おしさを感じるというのは、
感覚として理解できる。
好き嫌いとは違うんだよね。
愛着といった表現が近いのかな。
とにかく、
理解から愛が生まれるという感覚がすんなりと入ってきたので良かった。
せっかくだから、このシーンの英語のセリフも記載しようと試みたが、
せいじのリスニング能力では不可能だった。
ぜひ、リスニング得意な人は教えてください。
このシーンがあったのと、
最後のまとめ方がせいじ好みだったので、
70点!
この映画より楽しい映画はたくさんあるのでそっちに時間を使おうレベル!
ただ、SFとメカ好きな人は終盤のシーンとか楽しめるかも!