久しぶりにネガティブな夢を見た。
ネガティブというか、過去のあまり良くない出来事をさらに輪をかけて悪くして再現された夢だった。
要約すると、修士論文が酷過ぎて、途方に暮れるというもの。
現実ではなんとか審査を通って現在に至っているわけであるが、夢ではあまりの不出来に発表の場に立つことさえ憚られるほどだった。
そんなもやもやっとしたところで目が覚めたわけだが。
修士論文に苦戦している際に、指導教授に
「君はグライダー人間だ、私が何かしてくれるのを待っているだけだ」といったことを言われた。
ショックだった。
基本的に他人に相談したり、協力を求めることを嫌い、効率が悪かろうと自分一人で全部やるんだと、
半ば意地になりながら、私は生きてきたつもりだ。
そのある意味、私の根幹の部分を否定された気がして、今でも、自分の胸の奥がひどくざわついたことを思い出すことができる。
今にして思えば、実際そういう思いはあったのだろう。
最後には誰かが手を差し伸べてくれるのではないかという思い。
それは例え一人でできたとしてもだ。
自分一人で頑張って生きていくのは、楽であると同時に、辛いこともある。
ないものねだりとでもいうのだろうか。
誰かに助けてもらうことに嫌悪感を抱いている反面、助けてもらいとも思っている。
まあ、実際他人の介入が多くなった場合、私がストレスを感じるのは目に見えているが。
ちなみにグライダー人間は「思考の整理学」という本からの引用であることを後に偶然知った。