書道展で打ちのめされる


今日は久しぶりに上野へ。

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目的は美術館。

大学生の頃はちょくちょく行っていたのだが、すごく久しぶりだ。

タイトルで分かるように、見てきたのは書道展。

せいじ、大玄会という書道展に出品したのだ。

せいじは入選。

入選と聞こえはいいが、出品した人の99%は入選する。

つまり、賞なしということだ。

基本的に自身の所属する書道団体の力が強く関わった団体が運営する展覧会なので、
ほぼ入選するのだ。

ただ作品を書いているだけではあれなので、
発表する場を設けようといったところなのだと思う。

書道の世界とはそんなものだ。

入選がすごいね。となるのは日展ぐらいのものだ。
ただそれも、一昨年問題が発覚してしまったが。。。

まあ、透明性に疑問は残るものの、
出さなきゃ始まらないので、
自分の実力確認のためにも出品してみた。
(ちなみに出品料やら額装代やらで5万円ほどかかる)

で、入選、というか賞なし。
いいと、特選とかがもらえる。

まあ、それはいいや。
実際に飾っている作品をみて自分がどう感じるかが重要だ。

そして、どう感じたかというと、

全然だめだ。

周りは行草2行が多く、
せいじのは楷書5文字なので、
多少浮くのは間違いないが、

そういうことではなく、浮いた感じがした。

迫力は足りないし、
すごく神経質な作品に見えた。
軸もぶれている。

自身の書を単品で見たときはそんな風には感じなかった。
わりかし、しっかりかけたかなと思っていた。

その他大勢にまぎれたときにこれじゃあ、どうにもならない。

結構ショックだ。
まだまだ過ぎる。

ということが分かって良かった。
自分の立場が理解できた。

今の自分の書に取り組む姿勢は習字の延長のようなものにしかなっていない。

書道を始めよう。

ちなみに会場では写真は撮らなかったが、
出品したのとほぼ同じものがこれ。

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よし、がんばろう。

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