なんだかねー


せいじ、お金自体は大好きなんだけど、お金にびっくりするぐらい価値を感じないみたい。
お金に価値を感じないっておかしな話で、お金に価値があるのは明白で、1万円の食事をするには1万円かかるわけで、せいじが価値を感じようが感じまいがそこには価値ははっきりと存在しているわけなんだけど、まあ価値っていうのは多くの人間がそのぐらいするよねって思えば発生するものであって、安室ちゃんのライブが1席1万円だとしても、多くの人はそれを適正な価値だと思ってささっと1万円払うわけで、その最たるものが現金で、1万円分の価値のあるもの頂戴って言われて、1万円札を渡せば文句を言う人間はいないんだけど、なんでだろう、どうしてもせいじはその現金というかお金というものに価値を感じないらしい。
だから働いてお金もらうとか、自分の作ったものをお金に変えてもらうとかという事にたいして、どこか抵抗がある。自分が労力を費やしたものはせいじの中で一定の価値が付加されているんだけど、なぜそれが価値の感じないものになってしまうのか、そこが納得できない。逆にお金に価値を感じていないから、何かモノやコトにお金を支払うことに抵抗が薄かったりする。だってお金の価値はすごく低いからこんな価値の低いモノでこんなおいしいものとか楽しいことを提供してくれるんだっていう発想になってしまう。でもそんな事言ってたらどうしようもなくて、この現代社会で生きて行く事なんてできないわけで、それに価値を全く感じないわけではなくて、価値が低いだけであって、たくさん積まれればそれなりの価値を感じるので、それならいいかみたいな感じになるのがまた曲者で、だったらせいじはいったいいくら積まれたら働くのかって話になるんだけど、そのあたりもだいぶあやふやで、しかも定まったところで、おそらくそのお金をせいじに支払う人間なんて現れるわけがないので、結局のところ堂々巡りをしながら、どうでもいい日記を書きどうでもいいことに時間を費やし、はたから見れば何もしないで、人生を過ごしているように思われ、はたから見ればと書いたが、自分自身でも何もしないで人生を過ごしているなと思っているし、まあ事実何もしていないので、何も残っておらず、せいじは自分のことを二十歳だといっているんだけど、それには色々な意味が含まれていて、もちろん二十歳はなんとなく若くて、キラキラしてていい感じみたいな意味が第一にはあるんだけど、せいじは二十歳の時からなにも進歩していないなっていう自虐というか戒めというか、お前は二十歳になってからこれまでの歳月一体なにをしてきたんだって叱責しているような意味があったり、これから何かを始めるときにやっぱり年齢っていうのは頭から離れなくて、もう33歳だし、そろそろ地に足つけて働かないとって思ったり、今から何かに挑戦するのってどうなんだろうって思ったりしてしまう自分を奮い立たせるために、自分はまだ二十歳なんだって、言い聞かせ、二十歳だったらまだまだ色んなことに挑戦できるし、落ち着くような年齢じゃないって思わせたかったり、でもせいじ実際は二十歳じゃないわけで、同年代の人たちは結婚したり、子供産んだり、仕事では着実にステップアップして任させる仕事が大きくなっていたりして、別に結婚や子供や出世が全てだなんて思わないけど、確実に自分が背負うものは大きくなっていっているのは事実で、そうした大きなものを背負うのが大人になるっていうことなのかなって考えたりしているんだけど、せいじはなにも背負ってなくて、せいじが背負っているのは自分自身だけで、小さい子供が自分自身のことしか考えられないようにせいじはいまだに自分自身のことしか考えられなくて、まあ自分自身以外のことも考えることがあるにはあるけど、じゃあ、どっちを取るのかって二択迫られたら、相手を苦しめたとしても自分を選択すると思うんだ、たとえ相手のためになることをしたとしても、それは自分自身がその相手を見捨てるという行為をする自分自身を疎ましく思うからこその選択であって、決して純粋無垢に相手を助けてあげようっていう気持ちのみでは行動することはないのだと思ってて、だからお前はいつまでたっても二十歳のままだなと第三者的に蔑んでいる意味も含まれていて、でも、どこかで、せいじはまだまだ頑張れる頑張ろう、頑張らなくちゃって自分に言い聞かせてどうにかポジティブな感情を抱かせたいって意味もやっぱり含まれる二十歳なんだよね。だからせいじはまだまだ価値のある人間で、これから価値のあるものをしっかりと生み出せる人間であって、単純で明瞭な価値のお金にせいじを変えていくのはまだ早いんだよって。周りからしたらもう遅いっていうのかもしれないけど、せいじはまだ大丈夫まだやれる、まだ残ってるって本当に本当の最後まで出し切らないといけなくて、でも全然出し切ってなくて、出し切ったらそれこそそこで終わりだから出し切らないのか、そもそも出すものなんて元々ないのかもしれないけど、もうよくわからないけど、せいじにはまだどうにかしたいっていう気持ちだけはあるから、それだけははっきり分かるからこの気持ちがある間はちょっとづつでも前に進めるから、せいじは二十歳でアイドルなんだよね。

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