半分、青い。


ついに明日最終回を迎える、半分青い。

なんだか、すずめちゃんの生き方がせいじとちょっと似ている感じがしてて。
でも、すずめちゃんは漫画家で一度は成功してるし、結婚もして子供もいて、ずっと一緒の幼なじみもいて、って感じで微妙にせいじより上というか、充実してるというか、なんだかんだきちんと積み重ねてきている感があるのがモヤっとするので、見たり見なかったりを繰り返しながら、今日に至るのだけど、昨日先週分から撮りためていたやつパラパラ早送りを織り交ぜながら見ていたら、何あのキス!!!

眠っている律にキスしようとしたら、気づかれて、やばいっと思ったら手を握られ、体を引き寄せられ、腕に包まれ、ぬくもりを感じて、お互い見つめあって、キスされるってもうなんなの!!!!!

せいじもああいう感じの状況に陥りたいとか思ったけど、冷静に考えて、眠っている付き合ってもいない好きな人にキスしようとするとか、勇気ないし、恥ずかしいし、ましてや、キスされそうになってからのあんなにスムーズな一連の流れを実行できる気はまるでしないしで、やっぱりどっちの側もできない、無理ってなった。まあまだすずめちゃんの方はできるかなーって感じだけど、そこまでお互いに信頼しあってせいじの不意のキスを受け止めてくれる人なんているのだろうか。

しかもなんか律、最終的に、「オレはすずめを守るために生まれてきたんだ」なんて言い出すし。
言われたいんだけど。でも、どうでもいい人にそんなセリフ吐かれても、いや〜ってなるだけなので、せいじもしっかりと好きになった上でね。っていうかそう考えるとやっぱりどう考えても奇跡でしょ。そんな出会ができるのって。それだけで人生幸せだよ。

そう、せいじとすずめちゃんの何が違うかって、とにかく多くの人に深く愛されたっていうことよ。律はもちろん、りょうちゃん、秋風先生、ボクテ、ユウコ、かんちゃん、親兄弟、幼なじみっていう風に愛されすぎ。まあでも、前にブログでも書いたけど、人から愛されるっていうことはそれだけ周りの人のことを愛したからこそなんだろうけどね。
つまりせいじは周りへの愛が少ないってことなのかな。自己愛が強すぎるのかな。まあ人並みには愛されてはきたと思うんだけど、本当に誰かの特別な人に成れていたことあるのかな。

でもさあ、やっぱり、すずめと律は最低だと思う。だって、お互い気づいてたわけじゃん。昔から、小さい時から、お互いがお互いを特別な人だと思って、大切にしあってた。でも、それをうまく、恋愛とか、家族になるとかそういう関係性に昇華させることに臆病になって、気持ちにどこか蓋をして、別の人間を愛したフリをして、愛していると思い込んで、生きていきたわけで。その巻き込まれた人たちはいい迷惑だよ。しなくてもいい苦労をしたんだもん。すずめと律が自分の気持ちにもっと素直に正直に向き合って、勇気を出し合えばもっと早い段階で付き合ってたもん、だれも不幸にならなかったよ。きっと神様のメモのように、神様のうっかりですれ違いになってしまったけど、最終的にはもとに戻れたみたいな流れにしたいのかもしれないけど、違うからね、漫画とは違うからね。現実世界には神様なんていないし、まあいるかもしれないけど、人の運命なんて一人一人決めてないし、すれ違ったのはあくまで自分達のせいだからね!美談になんてさせないんだから!

はあそれにしても、キスでびっくりしてからの大地震の流れはなんだか悲しかったねえ。時代を追っているから、震災の話は組み込んでくるだろうと思ってはいたけど、こういう形だとは思わなかった。ユウコの死に方も悲しいね。動けない病人を置いていくのは嫌だから、一緒に波にのまれて死ぬことを選択した。それをユウコの優しさととるか、自分のことしか考えられない人間の思慮の浅い行動ととるか。
だって、ユウコは目の前の患者を見殺しにしたという現実を受け止めて生きていくことは不可能だと判断したから、そこにいたわけでしょ。もしくは目の前の人間に訪れる悲劇を少しでも和らげたいと思ったからでしょ。その選択によって別の人間が悲しむことになるということは考えないで。一応メッセージは残していたけど、本気でメッセージを残した相手のことが大事なのであれば生き抜く手段を選択したはずだよ。
まあこんなこと他人事だから言えるのであって、身近な人間がこんな選択をして、死んだって聞かされたら、優しいねの一言で終わるとは思うけど。

はいそんな感じでついに明日最終回!扇風機は売れるのか?律とすずめの関係はどうなっているのか?時代は一気に7年後に飛ぶと思うので、全てが明らかになっているはず!
でも15分って短くない?どんなまとめになるんでしょ( ´ ▽ ` )ノ

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